Stickerrrについて

僕は仕事でもプライベートでもかなり旅をしてきました。
日本国内はもちろん、海外でも30カ国以上回ったと思いますし、これからも行き先は増える人生だと思います。

そんな中、常にとても不満なことがありました。
「買えるお土産がない」ということです。

人それぞれにお土産において重視する部分は異なりますが、僕にとっての「良いお土産」の重要な価値観の一つに、かさばらないことがあります。

富士山周辺へ行って富士山クッキー。良いでしょう。
東北へ行って笹かま、萩の月、きりたんぽ鍋セット。素晴らしいです。
九州へ行って明太子せんべい。沖縄でちんすこう。北海道でご当地キーホルダーや冷蔵庫???に貼るマグネット。

現在のお土産自体には何も問題ありませんが、僕にはちょっと、かさばるのです。
もちろん僕も会社へのお土産として菓子折りも買いますし、自宅用に漬物もよく買います。

親しくとも深くは踏み込まない間柄であれば、消え物が最適ですが、違うのです。僕がほしいお土産は。

現存のお土産類の中ではキーホルダーやストラップのようなものは、僕が思うほしいお土産に意味としては近いのですが、いかんせんこれもかさばるのです。
1つ1つは小さいものですが、あちこち行って集めて保管していくにはどうもかさばります。

また、その手のお土産物は粒度が大きいのです。
なになに県の名物はりんごだからりんごモチーフの、、、といった次第で、旅人属性にはざっくりしすぎています。
それよりも、この湖の、この川の、この山の記念品みたいな粒度まで落とした記念品を持ち帰れるとしたら、数百円はちっとも惜しくないのです。

おそらく同じ気持ちの人々はたくさんいらっしゃると思いますが、なぜ、今までにこの不満を満たす商品がないのか。
いや、まったくないわけではないのですが、少ないのか、というとおそらく
 ・1商品あたりのマーケットサイズ
  が小さい
 ・そのため制作、流通、在庫管理等
  のコストが合わない

という事象ではないかと考えました。

ではどのように解決すればよいか、考えました。
 ・多商品展開を前提とする
 ・原価の低い商品を突き詰める
 ・薄利でもボリュームを確保
  することで利益を実現する

それはこういう理由で無理だよ、という意見が出ることも承知の上で、現状僕が考える課題に対する解決策としては十分有効な部分を持っていると考えています。

ちなみに、多商品展開、ボリューム確保というのは、おそらくご想像の範囲をこえていると思います。
つまり何を考えているかというと、「富士山!」とか「モンサンミッシェル!」ではない、世界中のB級C級の、「にこ淵」とか「白糸の滝」などの多数の、今は僕も名前を知らない観光地の商品を作っていくという考え方です。


販売、流通が大変なことは百も承知ですがそれはまた次のお話。

これを一つ一つやっていってみよう。失敗でもちょっとお金が減るだけだし。というのがStickerrrの活動です。
できれば1枚、ご購入ください。

 

2022年2月

株式会社DENGEN

代表取締役 金原正典